ゲームやiPhoneなどを買取に出したいと思った時に、思いつくのがゲオの買取でしょう。
ゲオは日本全国にたくさん店舗があるので、気軽に店舗に立ち寄って買取してもらうことも可能です。
今では宅配買取もあり、ゲオの買取は身近な存在になっていますが、買取で必要なものはご存じでしょうか?
特に知りたいのは、どのような身分証を用意すればいいのか、ということでしょう。
準備する身分証明書は実店舗と宅配買取で異なりますので、今回は必要なものからどんな身分証を準備するといいのかまで解説します。
ゲオの買取で必要なもの:店頭と宅配の違い
店頭での買取で必要なもの
ゲオの店頭で買取を利用する際に必要なものは、基本的に売りたい商品と身分証明書です。
- 売りたい商品
- 身分証明書
- 会員証(ポンタカード、なくてもOK)
- ルエカカード(なくてもOK)
身分証明書は、古物営業法に基づく確認のため必須となりますが、この2点だけでOKです。
会員証があれば楽になる
ゲオで店頭買取を利用する際、ゲオの会員証を持っていると手続きが非常にスムーズになります。
通常、買取を利用する際には、個人情報の入力をタブレットでする必要がありますが、会員証を持っている場合、これらの手続きが大幅に簡略化されます。
会員証があれば、ほとんどの項目が入力された状態になり、初めての方や書類の準備が面倒な方にとって非常に便利です。
会員証を活用することで、煩雑な手続きを避け、時間を節約できるのは大きなメリットです。
また、ルエカカードを持参して買取金額をチャージすると10%アップの特典がありますが、こちらは持っていなくても問題ありません。
ゲオを頻繁に利用する方で、少しでもお得になりたい方はチャージするといいでしょう。
店頭買取はこれらの準備ができていればすぐに手続きが可能で、査定が完了すればその場で現金を受け取ることができるため、便利でスピーディーな取引方法です。
さらに細かい所では、アプリで取得した「買取クーポン」を準備しておくことも大切になってくるので、忘れずに買取の際は提示しましょう。
店頭買取で有効な本人確認書類
ゲオの店舗で買取を利用する際には、適切な本人確認書類が必要です。
店頭買取では、主に以下の身分証の提示を求められますので、準備しておきましょう。
- 運転免許証
- 各種健康保険証
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 小型船舶操縦免許証
- 住民基本台帳カード(写真付)
- 在留カード/特別永住者証明書/外国人登録証明書
- 精神障がい者保険福祉手帳
- 運転経歴証明書
- 学生証
- 日本国パスポート
- 年金手帳(各種)
- 生活保護受給証(生活保護受給証明書)
- 身体障がい者手帳
- 療育手帳
これらの書類を事前に準備しておくことで、スムーズに買取手続きを進めることができます。
但し、店頭買取の場合は営業時間が決められており、営業時間内に商品を持ち込む必要があるので注意しましょう。
宅配での買取で必要なもの
- 身分証明書
- 梱包材(ダンボール等)
ゲオの宅配買取を利用する場合、事前に準備するものとして、身分証明書と梱包材(ダンボールなど)が必要です。
宅配買取でも店頭と同様、身分証明書の確認が必須となっているのですが、宅配の場合は申し込みフォームよりアップロードする形となります。
ダンボールや緩衝材は自分で用意し、売りたい商品を安全に梱包して発送します。
ゲオではダンボールを提供していないため、適切なサイズを選んで商品を保護することが大切です。
宅配買取で有効な本人確認書類
ネット宅配買取を利用する場合も、店舗買取と同様に本人確認書類が必要です。
店頭買取と少し違いがあるので、確認しておきましょう。
- 運転免許証・運転経歴証明書
- 学生証(写真付き)
- 各種健康保険証
- マイナンバーカード
- 日本国パスポート(現住所記載部分、2020年2月3日以前に申請し発行されたもの)
- 障害者手帳(写真付き)
- 小型船舶操縦免許証
- 外国人登録証明書・在留カード・特別永住者証明書
- 住民基本台帳カード(写真つき)
基本的に、用意しやすい身分証明書としては「運転免許証」でしょう。
また、若い学生さんで運転免許証がない方は、学生証などが使えるので本人確認書類の準備について困ることは少ないでしょう。
なぜ買取に本人確認書類が必要?
基本的に、ゲオ以外の買取業者でも同じですが、買取を利用する際に本人確認書類が必要となります。
その理由は、法律で定められているためです。
具体的には、盗難品の売買や犯罪への悪用を防止するために、古物営業法という法律に基づいて、買取の際に本人確認が義務付けられています。
これにより、商品が正当な持ち主から提供されたものであることを確認し、取引の安全性を確保しています。
本人確認書類を提示することで、第三者による不正な取引を未然に防ぐことができ、売る側の信頼性も保たれます。
特に高額な商品や大量の買取を行う場合は、本人確認がより重要となります。
本人確認書類と申込み住所が異なる場合
ゲオの買取で、本人確認書類に記載された住所と申込住所が異なる場合には、追加で公共料金の領収書が必要です。
この場合、発行日から3ヶ月以内の「電力会社」「水道局」「ガス会社」などの領収書で、本人名義および現住所が記載されているものが求められます。
また、世帯主が異なるご家族の名義であっても、名字が同一であればこの領収書を利用可能です。
住所に関する確認がきちんと取れていると、本人確認の手続きがより円滑に進むため、これらの書類を事前に用意しておくと安心です。
引越しなどで住所が変更されている場合には、あらかじめこうした準備が必要になります。
宅配買取は会員登録なしで利用可能
ゲオの宅配買取は、ゲオの会員登録をしていなくても利用が可能です。
会員登録をしなくても買取を依頼できるため、初めての方でも気軽に利用できますが、登録を行うことで買取の進捗状況や査定の過去履歴をオンラインで確認できるメリットがあります。
会員登録しておくと、査定結果が出るタイミングなどもスムーズにチェックでき、今後の買取の際に便利です。
もちろん、会員登録なしでも利用は問題なく進められるため、必要に応じて登録を検討すると良いでしょう。
また、宅配買取の場合はキャンペーンなども良く実施しており、店頭よりも買取金額が良いこともあるので、キャンペーンを実施している時に狙って売るのがおすすめです。
ゲオの買取を申し込む際の注意点とは
各種証明書は原本が必要で有効期限内のみ
本人確認書類は原本を提示することが求められます。
コピーや写真ではなく、必ず原本を持参することが必要です。
これは、買取の信頼性を確保するためであり、偽造や不正行為を防ぐための措置です。
また、証明書が有効期限内であることを確認することも重要です。有効期限が切れている場合、買取手続きが出来ません。
ネットでの宅配買取でも、本人確認書類の写しを送る必要がありますが、こちらも原本からスキャンやコピーされたものでなければなりません。
万が一、証明書に不備があると買取が遅れる可能性があるため、事前に確認しておくことが重要です。
汚れや破損が激しい身分証明書は不可
買取を申し込む際、身分証明書が汚れや破損で顔写真や情報が確認できない場合、その書類は無効とされることがあります。
顔写真が不鮮明であったり、重要な情報が擦り切れて読めない場合、本人確認が正確に行えないためです。
例えば、本人確認書類が水に濡れてしまい、写真がぼやけてしまったり、破損しているために一部の文字が見えなくなっている場合は、別の書類を準備する必要があります。
また、偽造されていないかどうかを確認するためにも、身分証明書の状態が良好であることが重要です。
提出する前に身分証明書の状態を確認し、不備があれば早めに再発行するか、他の有効な身分証明書を準備しておくことをおすすめします。
18歳未満の高校生は買取できない
ゲオ以外でも基本的に買取サービスは、18歳未満の高校生に対しては利用できません。
これは法律で定められているものであり、未成年者による買取のトラブルや不正を防ぐための措置です。
たとえ18歳になっていても、高校在学中である場合は買取を行うことができません。
この制限は、店舗買取だけでなくネットでの宅配買取にも適用されます。
そのため、高校生であることが確認された場合、本人確認書類を提示しても買取を進めることはできません。
もし、高校生が買取を依頼したい場合は、保護者(親)が代理としてしなくてはいけないのです。
18歳以上であり、高校を卒業していることが確認できれば、通常の手続きで買取を進めることができます。
証明書撮影時にピントが合ってない
宅配買取を利用する際、本人確認書類を撮影して提出する必要がありますが、その際にピントが合っていないと買取手続きがスムーズに進まない可能性があります。
ピントが合っていないということは、証明書の文字や写真がぼやけているような状態ということですので、本人確認書類としての有効性が認められず、再撮影を求められることがあります。
スマートフォンで撮影する際は、手ブレを防ぐために固定して撮影し、必要であれば明るい場所で撮影するなどして、書類がクリアに写るように心がけましょう。
また、撮影後には必ず画像を確認し、問題がないことを確認してから送信することを心がけるといいでしょう。
各種健康保険証はマスキングが必要
各種健康保険証を本人確認書類として提出する場合、プライバシー保護のために「記号」「番号」「保険者番号」「QRコード」をマスキングして隠す必要があります。
このマスキング処理は、付箋を貼ったり、画像編集ソフトで該当部分を隠す方法などが使用できます。
これにより、個人情報の漏洩を防ぎつつ、必要な確認情報だけを提供することができます。
マスキングを行わずに提出すると、個人情報が露出した状態での提出となり、リスクが高まるだけでなく再提出を求められることがあります。
マスキング後の画像が見やすいことも重要で、あまりに多くの部分を隠してしまうと、本人確認ができなくなる可能性があります。
よって、隠すべき部分と見せるべき部分のバランスをしっかりと保つことが大切です。
ゲオで買取不可の商品とはどのようなもの?
ゲオの店頭や宅配買取では、買取不可となる商品がありますが、店頭の場合はその場で商品を返却してくれるので問題ありません。
しかし、宅配買取の場合は買取不可となってしまった場合、送料を負担しなくてはならないので、以下のような商品に気を付けてください。
汚れや破損がある商品
商品に汚れや破損が目立つ場合、買取不可となることがあります。
例えばゲームソフトの場合、ディスクに深い傷があると、再生や読み込みに支障をきたすため、買取を断られることが多いです。
また、ディスクに限らず、ゲーム機本体や周辺機器でも外装にひどい汚れや傷がある場合や、内部に故障が見られる場合は、買取対象外とされることがあります。
これらの理由から、商品を売る前には一度状態を確認し、必要であればクリーニングや修理を行っておくと良いでしょう。
しかし、ディスクの傷はDVDなら研磨などで綺麗になるかもしれませんが、PS5などブルーレイディスクの場合は研磨できないので基本的に買取は厳しいでしょう。
ちなみに、ニンテンドー3DSの場合は箱にダメージがあっても、買取不可にはなりません。
箱にダメージがあった場合、3DS含むカードリッジタイプのゲームソフトは「箱なしでの買取」となるのです。
しかし、肝心となるゲームソフトに破損が見られる場合などは買取不可となるので注意が必要です。
特に、3DSの場合はソフト裏面のガイド(柵みたいなプラスチックの部分)が良く破損したりするので、宅配買取で送る前にチェックしておくといでしょう。
ゲオでは、商品の状態が良好であるほど高い査定額が期待できるため、売却前にしっかりと手入れを行うことをおすすめします。
未開封の商品
一見意外に思われるかもしれませんが、ゲオでは未開封の商品については買取不可となっています。
特にゲームソフトやDVD、Blu-rayディスクなどのメディア商品は、未開封状態では買取出来ません。
これは、未開封の商品が盗難された商品という可能性がある為、買取には適さないと判断されるためです。
また、未開封のままでは商品の中身が正規品であるかどうか確認できないため、買取リスクが高まることも理由の一つです。
ゲオ以外の店舗によっては、未開封商品でも買取を行う場合もありますが、一般的には開封済みであることが買取の条件となります。
未開封の商品を売却する際には、まずは開封し、動作確認や内容物の確認を行ってから持ち込むことを推奨します。
海外版のゲーム機やソフト
ゲオでは、海外版のゲーム機やソフトは買取不可となっています。
これは、日本国内での販売が前提とされているため、海外版の商品は対応する規格や動作環境が異なることが理由です。
たとえば、海外のゲームソフトは日本のゲーム機で正常に動作しないこともあり、また、言語の問題やリージョンコードの違いから、日本の消費者にとって使いにくい場合があります。
さらに、海外版の商品はサポートや保証の対象外となることが多いため、買取後のトラブルを避けるために取り扱いが難しくなります。
もし、海外版のゲームや機器を売却したい場合は、専門の買取業者やオークションサイトを利用する方が良いかもしれません。
日本国内で流通している正規の日本版であれば、ゲオでの買取が可能ですので、持ち込む前に商品の版を確認しておくことが大切です。
同一タイトルは複数売れない
同一タイトルのゲームソフトやBlu-rayなどを複数本店舗や宅配買取に出すことは基本的にできません。
これは、盗難品の買取を防ぐための対策であり、きちんとした買取サービスを維持するための措置です。
たとえば、同じゲームソフトを複数店舗へ持ち込んだ場合、それらが一度に買取されることはなく、1本のみ買取となります。
これにより、不正な取引や市場の供給過多を防ぎ、適正な買取価格を保つことが目的とされています。
もし複数の同一タイトルを所持している場合は、家族に頼むかメルカリなどのサービスを使うなどの方法を考えると良いでしょう。
ゲオの買取を利用する際は、このルールを理解し、トラブルを避けるためにも事前に確認することが重要です。
限定版の同梱物がない
限定版の商品は、通常版とは異なり特別なグッズや特典が同梱されていることが多く、これらが揃っていることで商品の価値が維持されます。
例えば、特典のアートブック、サウンドトラック、フィギュアなどが欠けていると限定版としての価値が大きく損なわれるのです。
その為、買取を断られるか、通常版として査定されることになります。
同梱物がない状態では、限定版としてのプレミアム感が失われるため、市場での再販価値も下がってしまいます。
そのため、限定版を売却する際には、購入時に付属していた全ての同梱物が揃っているかを確認し、不足している場合は査定額の減額や買取不可となる可能性があることを理解しておく必要があります。
ゲオの買取で必要なもの!まとめ
ゲオでの買取には、店舗や宅配買取のいずれも本人確認書類が必要です。
店舗買取では、運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなど、写真付きの身分証明書が有効です。
ネットの宅配買取では、保険証を使う場合は「記号」「番号」などをマスキングする必要があります。
また、買取不可の商品としては、汚れや破損があるもの、限定版の同梱物が欠けているもの、海外版のゲームなどが挙げられます。
ゲオ会員であれば、店頭買取がよりスムーズに進みます。