ブックオフの宅配買取を利用した際、送った商品の一部に「値段がつかないもの」がある場合があります。
実際に、商品を送りたいと思っているが「これ、値段がつくかな?」と不安を感じる方もいるでしょう。
また、値段がつかないものはどうなるのでしょうか?返却されるのか、それとも処分されてしまうのか、初めて利用される方なら分からないですよね。
この記事では、ブックオフ宅配買取で値段がつかなかった品物の扱いについて詳しく解説し、返却や処分の選択肢、さらにその手続きの流れをご紹介します。
ブックオフ宅配買取で値段がつかない物の行く先は?
値段がつかないものい関して、商品の行く先は買取申込時に選択する「買取コース」によって異なります。
ブックオフでは「あんしん返送コース」と「かんたん承認コース」の2つのコースが用意されています。
それぞれの特徴に応じて商品の取り扱いが変わるため、利用目的に合ったコースを選ぶことが大切です。
あんしん返送コース
あんしん返送コースを選択すると、査定結果に不満がある場合や、値段がつかなかった場合でも商品を返送してもらうことが可能です。
特に、高額商品や希少価値のある商品を送る場合におすすめですので、ブランド品の高額時計など価値が高い商品を送付する場合はこちらを選択しておくことが無難です。
査定内容に納得できない場合は、返送を依頼するだけで自宅に戻ってくるので安心できるコースとなっています。
また、必要に応じて処分してもらう選択も可能なので、万能なコースと言ってもいいでしょう。
但し、あんしん返送コースを選ぶと、査定から買取金額の入金まで日数が必要となることもあります。
少量の荷物で一つ一つ慎重に査定してもらいたい場合や、高価な商品の扱いを重視したい場合には、「あんしん返送コース」が適しています。
返送は送料が必要となる
商品を返送してもらう場合、返送料は利用者が負担することになります。
返送料の目安は1箱あたり1,300円前後と少し高めなので、返送を希望しない商品を送るように心がけるのが賢明です。
不要な返送を避けることで、無駄な費用を節約できます。
かんたん承認コース
このコースを選択すると、査定結果がそのまま自動的に承認され、返送の選択肢がなくなります。
つまり、査定結果に関わらずすべての商品が買取または処分されるため、査定にこだわらずスムーズに手続きしたい方向けのコースです。
たくさんの商品を一度に処分したい場合や、一緒に処理したい商品が多いときには、手間をかけずに買取手続きを終えることができます。
さらに、捨てたいという思いが強い方や、価値がそれほどないような商品を大量に送りたい方にとっては、このコースは非常に適した選択肢となります。
また、査定結果に対して一切の確認作業を省略できるため、時間を節約したい方にもおすすめです。
値段がつかないものは再販されるのか?
一部で「値段がつかないものは無料で引き取られ再度販売される」という声もありますが、このようなケースは直営店以外のフランチャイズ店での可能性があります。
しかし、基本的に値段がつかないものは再販されることはなく、環境に配慮したリサイクルの取り組みが行われており、可能な限り資源を再利用する形で処分が進められています。
また、破棄を依頼した場合、商品の所有権はブックオフに移るため、その後の扱いはブックオフ側に委ねられます。
そのため、ブックオフがどのように商品を処分するかについては利用者が関与できない点を理解しておくことが重要です。
返却してもらう方が良い場合もある
宅配買取で値段がつかなかった商品は、一度返却を依頼した方が良い場合もあります。
こうすることで、再度他社と比較をして売ることも検討できるので、おすすめです。
例えば、代表的なのはメルカリなどのフリマアプリを利用すれば、意外と高値で売れることもあります。
また、他の買取業者のサービスを活用することで、より広い範囲で購入者を探すことが可能です。
特に、限定品や絶版本など、一部の買い手にとって価値があるような「コレクター向け」の商品は高値がつくことが多いため、個別にアプローチできるフリマアプリは非常に有効です。
ただし、出品や梱包、発送などの手間がかかることを考慮する必要があります。
一方で、処分しても良いと感じる場合は、ブックオフ宅配買取にそのまま処分を依頼するのも手軽な選択です。
処分依頼をすることで、自分で廃棄する手間を省くことができ、簡単に片付けられるというメリットもあるので、よく考えるといいでしょう。
宅配買取は何点から利用できる?
ちなみに、ブックオフの宅配買取は、特定の点数から利用可能です。
書籍・コミックの場合は10点以上、ゲームやDVD、CDなどのソフトは3点以上、買取価格1,000円以上のソフトなら1点から、その他のジャンルの商品も1点から利用できます。
一方、店頭での買取は1点からでも可能で、少ない商品でも手軽に利用できるのが利点です。
また、少量の場合だと買取クーポンなどの恩恵が少なくなってしまうので、出来ればまとめて売りたいところです。
ブックオフ宅配買取で値段がつかない理由
値段がつかないというのには何かしらの理由がありますので、ここでは主な理由をいくつかご紹介します。
商品の状態が悪すぎるのが原因
最も多い理由として、商品の状態が悪いことが挙げられます。
書籍であれば汚れや破れ、保管状態が悪くカビがあったり、ヨレがあるなどの状態が原因になります。
さらに、シミや黄ばみが目立つ場合や、ページ内に落書きがある場合も値段がつかない理由となるのです。
そのため、可能であれば書籍の汚れを落としたり、カバーをきれいに整えたりすることで、少しでも良い状態にすることが重要です。
また、書籍以外でも状態をチェックしておき、客観的に見て「良い状態ではない」と判断した場合は、売るのをやめてしまうのもいいでしょう。
在庫量が多い商品
市場に大量に流通している商品も、値段がつきにくい場合があります。
このような商品は需要に対して供給が過剰であるため、査定額がつかないことが良くあるのです。
また、ブックオフ内で在庫量が多くなってしまっている、ということもあり、実は他社では値段がつくこともあるのです。
さらに、タイミングによっては価格がつく場合もあるため、値段がつかない時でも一度検討するのが良いでしょう。
例えば、特定の季節や新たな需要が生まれたタイミングでは、以前は値段がつかなかった商品に価値が生じることもあります。
流行やマーケットの動向によっても価格が変動するため、売却を急がず、適切なタイミングを見計らうことが重要です。
さらに、同じ商品でも状態の違いによって評価が変わる場合があり、少し手を加えて綺麗にすることで査定額が上がることも考えられます。
そのため、価格がつかなかった場合でも、改善の余地がないか見直してみることをおすすめします。
盗難品の疑いがある商品
当然ですが、盗難品と判断される可能性がある商品は買取できません。
場合によっては警察に通報されることもありますので、正規のルートで入手した商品であることが重要です。
そのため、買取に出す前には購入履歴や領収書などの証拠を保管しておくことが望ましいです。
また、盗難品の疑いが少しでもある商品は、たとえ善意で手に入れたものであっても、トラブルを避けるために他の手段で処分することを検討するべきです。
安全で安心な取引を実現するためにも、信頼できる出所から入手した商品だけを買取に出すようにしましょう。
刃物や可燃性があるような危険物
刃物や可燃性がある危険物は、ブックオフでは買取の対象外となります。
これには、例えばナイフやカッター、花火や燃料といったような商品が含まれます。
これらの商品は取り扱いに際して非常に高いリスクがあるため、ブックオフは安全性を確保する観点から厳格に買取を拒否しています。
そのため、これらの危険物を送らないように十分に注意が必要です。
さらに、買取対象外のリストには、法律で規制されている危険物や、特定の条件下で危険性を持つ商品も含まれているため、事前に確認することが重要です。
正規品以外の商品
ブックオフでは、正規品以外の商品、いわゆる模倣品は買取不可です。
例えば、有名ブランドの偽造バッグや時計、ゲームソフトのコピー品などが該当します。
偽造品やコピー商品は法的に問題があるため、当然ながら取り扱いができません。
これは、ブックオフが法令遵守を徹底し、信頼できる取引を提供するための重要な方針です。
消費者保護の観点からも、模倣品の流通を防ぐことは大切であり、ブックオフはこのような取り組みを通じて信頼性の高いサービスを維持しています。
同一商品が複数ある
ブックオフでは同一商品を複数買取することはできません。
例えば、同じ本やCDを2点以上送った場合、1点目は査定されても2点目以降は0円となります。
これは、買取した商品の在庫を過剰に抱えることを防ぐため、そして盗難品の買取を防ぐための措置です。
そのため、同じ商品をまとめて売る場合には、他のリサイクルショップや複数買取が可能な業者の利用を検討することがおすすめです。
もし、同一商品が多い場合は、各商品の買取条件をよく確認し、より良い条件で売却できる方法を選ぶことが重要です。
売れない物を送っている
基本的に買取不可の商品を送ってしまうと、当然ながら値段がつきません。
例えば、PCゲームソフト、バーコードが記載されていない商品、電源が入らないゲーム機などは買取できないため、事前に公式サイトで確認しておくことが重要です。
また、これに加えて雑誌や一部のブランド品、販売されてかなりの年月が経過している商品なども査定で値段がつかないことがあります。
事前に確認を怠ると、せっかく送った商品が無駄になることもありますので、できる限り公式サイトで詳細を確認し、買取対象商品を慎重に選ぶことが大切です。
特に、状態が悪い商品や、長期間保存されていて劣化が激しいものは査定額がつきにくいので、そういった商品を送る前に再度チェックすることをおすすめします。
ブックオフの宅配買取がおすすめの理由
買取金額が安い!というのを避けることが可能
ブックオフと聞くと、買取金額が安すぎる!という声も耳にすることがあります。
しかし、ブックオフの宅配買取では少々手間はかかりますが、買取金額を事前に検索することが可能です。
その為、納得のいく価格で買取を依頼できるため、結果として不満が少なくなります。
また、事前に相場を調べることで、どの商品が高く売れるかの判断材料にもなり、効率よく査定を依頼することができます。
オンラインでの事前査定は、価格の透明性を高め、買取の信頼感を得るためにも有効です。
さらに、買取キャンペーンなども実施していることが多いので、もし売りたい商品が対象だった場合は、高額査定に期待できるのです。
そのため、宅配買取を利用する際は少し手間をかけてでも、査定価格のリサーチをしておくと、後悔のない取引がしやすくなります。
店頭の買取価格はほとんど掲載していない
店頭に持ち込むという方法でもいいのですが、店頭での買取価格は基本的に一部のみの公表になっているだけです。
その為、売りたい商品を全て検索しようとも、買取価格が分からず実際に店舗に持ち込んで査定を受けてみる必要があるのです。
つまり、店頭での買取価格に関しては事前に確認することが難しく、利用者はその場で提示された価格を受け入れる必要があります。
この点は宅配買取との大きな違いです。宅配買取では事前に価格の目安を調べることができるため、納得した上で取引を進めやすいというメリットがあります。
自宅まで取りにきてくれる
例えば重たい書籍などを大量に売りたい場合、店頭まで持ち込むのは大変です。
しかし、ブックオフの宅配買取では配送業者が自宅まで集荷に来てくれるため、簡単で便利です。
特に、複数の箱にまたがるような大量の本や、持ち運びに苦労するサイズのアイテムでも手軽に買取を依頼できるのが大きな利点です。
また、集荷の手続きもオンラインで簡単に予約できるため、忙しい方でも負担が少なく利用できます。
手間を省いて楽に買取を利用したい場合や、体力的に重いものを運ぶのが難しい方には非常におすすめです。
しかし、ダンボールは自分で準備しないといけないという点がデメリットかもしれません。
ダンボールを送ってもらうように依頼すると、有料になってしまうのでおすすめできないのです。
集荷サービスを利用することで、自宅から一歩も出ることなく買取を完了させることができ、時間と労力を節約することができます。
ブックオフ宅配買取で値段がつかないものまとめ
ブックオフの宅配買取を利用する際には、コースの選択によって商品が返却可能か処分されるかが決まります。
「あんしん返送コース」であれば商品を返送してもらうことも可能ですが、返送料がかかるため注意が必要です。
「かんたん承認コース」は返送の選択肢がなく、すべて自動承認されます。
また、値段がつかない理由には商品の状態や在庫量、正規品でないことなどさまざまな要因があります。
自宅まで集荷してくれる宅配買取は便利ですが、事前に買取価格を調べるなどの準備をして、納得のいく取引を目指しましょう。